超実用瞑想

この世で一番「使える」ものは、「何もしない」瞑想です。

「指月布袋画賛」‘を月様幾ツ、十三七ツ’ /「犬図」‘きゃふんきゃふん’ :仙崖義梵(せんがいぎぼん)、江戸時代の禅僧の禅画

瞑想は、一番の実用品だ。

瞑想とは、突き詰めて言えば「何もしないでいること」です。

「そんなもの何の役にも立たない。唯の現実逃避だ。そんな事してる暇があったら仕事なり家事なり趣味なり何かをした方が良い。」という考えの方も沢山いらっしゃるでしょう。でも実は、瞑想って一番の「実用品」なんです。瞑想の効用を挙げればキリがありません。

 

・思考に疲れた休めて活性化させ、瞑想後の仕事や学習の能率上げる

・脳が休まる事でストレスホルモンの分泌が抑えられ肌が綺麗になると共に表情も柔らかく姿勢も良くなり外見的魅力的が増す

冷静客観的な判断ができる様になり、無駄な作業をしたり余計なお金を使う事が少なくなる

・スポーツ等においていわゆる「ゾーンに入る」という状態(集中とリラックスが同居した状態)になりやすくなり、競技能力向上する

体の芯から、心の底から気持ちがいいので根本的ストレス解消になる

・今までストレス解消に使っていた多額のお金を節約でき、創造的有意義な事にお金を使う事ができる

深い部分活性化し、あれこれ考えなくても正確な選択ができるようになり、生きるのが楽になる

・「無駄な待ち時間」に瞑想できる様になるので、無駄な時間無くなる

・自分の周りで起きている事を客観的に見て的確判断できる様になるので、周囲から信頼されリーダー的地位になりやすくなる

・そこに居るだけで静かな存在感を放つ様になり、丁重に扱われる様になる

・余計な自己顕示欲少なくなるので落ち着き余裕ユーモアが身につき、異性にモテる様になる

・「沈黙」が苦にならなくなる。沈黙を恐怖する現代人の中では、これは極めて強力な武器になる

・今まで自己顕示に使っていた多額のお金節約でき、本物信頼友情を得るためにお金を使える様になり、レベルの高い人たちと付き合える様になり、人生そのものの質向上する

 

瞑想もひとつのテクニックですが、上記の様にテクニックを超えたものを成長させ、結果的に個々のテクニックを身につけるよりも役に立つ様になります。

 

実際に、自己啓発本等に書かれている様々なテクニックは、瞑想をやって視点が高くなってくれば自然に身に付くものも多いのです。本の作者には瞑想を実践している人も多く居ると思いますが、それを言わない人も多くいます。なぜなら瞑想の効果をバラしてしまうと自分の書いた本のテクニックは必要なくなり、本が売れなくなるからです。元ネタは常に秘密なのです。

例えば私は居合術を長年修行していますが、刀を綺麗に抜く為には姿勢から始まり手の形や体の各部分の動かし方など様々な要素があり、それをひとつひとつ意識するのは大変な頭脳労働になります。「重心OK,手の形ヨシ、腰を開いて、鞘を引いて肩の位置は下げて・・・」と考えながら抜いていくと、必ず何かひとつの事に気を取られ何かを忘れてしまいますし、脳がすぐ疲れてしまい集中力が続きません。

それよりも刀を抜く前に瞑想状態を作り、何も考えずにただ「リラックスして気持ちよく動こう」と意思すると、体が勝手に正しい動き方をする様になっていきます。

 

ビジネスの場においても、挨拶の仕方や時間の使い方や相手へのアプローチの方法など個々のテクニックを身につける事は有意義ですが、それよりも瞑想によって人間的存在感冷静な判断力を身につけ、テクニック以前に相手に信用される様になれば取引の全てがスムーズに進む様になります。

セレブ」と呼ばれる人達には瞑想をする人も多いですが、逆に瞑想をしたからセレブになれたのかも知れません。

瞑想によって脳の深い部分を使える様になると、個々のテクニックを一つ一つ身につけるよりも少ない時間楽に成長することが出来ます。何よりも本人一番楽になり、周囲に振り回されて疲労とストレスでボロボロになっていた状態から抜け出し、大きなヨットに乗って進んで行く様に、楽に生きる事ができる様になります。

 

 

また、現在の高度にシステム化された社会構造においては、人間性よりシステムの維持が重視される事も多く、個々人にかかるストレス極めて大きくなっています。その典型的な例が「社畜」と呼ばれる、日本独特の会社世界の価値観に身を捧げる人たちです。社畜・同調圧力孤独化傾向・女性蔑視等、現在の日本という国は世界一ストレスが強い国とも言えます。

日頃から大きなストレスに晒されている人達の多くは、自分の自由な時間お金の殆どを日頃のストレスの解消の為だけに使っている場合が少なくありません。飲酒、ギャンブル、風俗等がその典型例です。職人サラリーマンの世界に長く身を置いていると良くわかりますが、自由な時間とお金の全てはパチンコ風俗という人は珍しくもありません。

この様な人達は、「仕事による過度のストレスストレス解消の為だけの余暇→仕事による過度のストレスストレス解消の為だけの余暇」という、地獄の様なループからなかなか抜け出せません。その根本原因は、仕事や社会によって受けるストレスが大きすぎる事と、「自分とは何か」という問いの真の答えが無く、アイデンティティ真の居場所が無いことです。

 

 

この「地獄のループ」から抜け出す大きな力になるのが瞑想です。

瞑想を続けていくと、心の中に「静かな避難所」ができて来ます。今まで大きなストレスを感じていたケースでも、この「心の避難所」がある事によりストレス減っていきます。合気道の達人の様に、相手の精神的な攻撃サラリと躱し、逆に相手の力を利用して投げ飛ばす事が出来る様になります。実社会において、これ以上の実用的精神的護身術は無いでしょう。

実生活でのストレスが大きく減る事によって、自由な時間とお金の一部を創造的な活動に廻す事ができる様になり、そこから新しい人脈世界が開けていく可能性が大きくなります。今までパチンコに消えていたお金が、周囲の人の喜びの為に使われる様になるかも知れません。そこから周りの信頼友情を得て、新しい世界や交友関係が広がり、「地獄のループ」から抜け出す大きなきっかけになるかも知れません。

 

「このループは地獄じゃない! 俺はこのループが好きで、誇りを持っている。」という方も居られるかも知れません。純粋にその仕事が好きで、組織内の友情や尊敬の為に頑張っている場合は素晴らしいと思いますが、そうではなく「組織の中で認めてもらうこと」によって自分の存在価値を確認している場合もあります。言わば「地獄のループ」依存している状態です。その様な人には、「真のアイデンティティ」がなく、組織の中で自分の価値が認められなくなると、投げやりになったり最悪の場合は自殺したりしてしまいます。

しかし、瞑想により自分の深い部分に確信が持てる様になると、自分のアイデンティティを組織に依存する必要が無くなります。「組織に認められてもOK、認められなくてもOK」という心理状態は大きな余裕を生み出し、組織を超えた視点を持つことができる様になります。結果として、望まなくても組織の中で重要な人物になっていくかも知れません。

 

上記の様に、瞑想は「何もしないこと」であり、その行為自体は何も生み出しませんが、瞑想によって得られた心理的・肉体的・人間的特質極めて実用的なものになります。

 

また、いわゆる「セミナー中毒者」と呼ばれる人達は、自己啓発の為に各種セミナーを点々とし、結果的に数百万円近く使う人も珍しくありませんが、瞑想の場合は殆ど費用はかかりません。時間も最初は1日10分もやればOKです。効果を得る条件は継続的に続ける事だけです。続ければ続けるほど、その心地よさが増していき、無理なく自然に生活の一部になっていきます。

 

これから1ヶ月間だけ、あなたの一日のうちの10分間を、今後の人生の大きな希望の為に投資してみませんか?

 しかも費用は無料でっせー。(有料のライブ瞑想もする予定ですが)

 

あぁ、無料にして良かったのかなぁ・・・? そのうち消すかもしれないので今のうちかも。

かんたん10分瞑想

「坐禅蛙画賛」 ‘坐禅して人か佛になるならハ(ば)’ / 「一円相画賛」 ‘これくふて茶のめ’ :仙崖義梵

論より証拠、まずはかんたん瞑想からどうぞ。

簡単ですが即効性があり、ハマればかなり深い所まで行けます。

10分5日間続けただけで、今まで数年間やってきた瞑想を上回る効果があった」という方もおられます。

 

私の場合、集中してこの瞑想をやる様になってから数ヶ月人生から180度変わって呆気にとられています。邪魔者扱いの居候から魔法界の大スターになったハリポタ第一作冒頭30分現実になっていて、周りで次々と小さな奇跡が起こり続けています。

 

朝起きた時や、お昼休み就寝前に、1日10分間だけ静かな時間を。コーヒーブレイクより効きますよ。

 

瞑想の概要:やることを大まかに言うと、

1.背筋を真っ直ぐにする

2.頭の中に意識を向ける

これだけです。

 

瞑想の効果:上記の効果は

1.背筋を真っ直ぐにする

→体の余計な力が抜けてリラックスする

→エネルギーが下がっていき、下腹(ハラ)に集まる

→客観的に見れば「どっしりと落ち着いた状態」、主観的には「上体はリラックスして軽くなり、ハラが充実してポカポカと気持ち良い状態」になる

 

2.頭の中に意識を向ける

→余計な思考が減り、芯から休まっていく

呼吸がゆっくり、深くなっていく

→今まで経験したことのない、「真の休息」を味わえる

→さらに静かになっていくと、今まで使っていなかった脳の新たな部分が開発され、一段進化した存在に生まれ変わる

 

まとめると、

本人はどんどん「楽ちん」になっていき、周囲から見れば「どっしり落ち着いて頭が良く、頼れる存在」になっていく。

 

瞑想の実践

じゃあ、やってみましょうか。まあお気軽に。

1日10分だけと言っても、全く瞑想経験の無い方にとっては結構な負担と抵抗があると思います。

まず、「10分間じっとしている」といのはある人々にとっては大変な苦痛になります。でも、そういう人こそ一番瞑想の効果があります。1日10分の我慢をしばらく続けてみると、だんだんコツが分かって楽に、楽しみなってきます。

瞑想は最初は苦い。しかしだんだん甘くなる」という言葉もあります。そうなればしめたもの。人生がガラッと変わって楽になることを保証します。

 

1.背筋を真っ直ぐにする

日本人の大半は猫背です。日本人はこの猫背で大変な損をしています。それが何かは、背筋を真っ直ぐにしてみてご自分で確かめみて下さい。

1.1 どこに座るか

基本的に椅子でも床でも自分が座れる所、座りやすい所、楽な所でどうぞ。床の場合は正座でもあぐらでも足を組んでも結構です。

ご自分の生活に合わせて、負担にならなくて続けやすい場所時間帯であることが一番です。

 

あぐら足を組む場合はお尻の下に座布団を二つ折りにしたものなどを敷いてお尻が床から浮いて膝が床に着いた状態にすると自然に背筋が伸びて姿勢を維持しやすくなります。

1.2 腰を決める

少しそらし気味にします。骨盤を真っ直ぐ立てるイメージです。そして静かに呼吸し下腹(肚ハラ)に息を入れていきます

 

昔の武士は常にを着けていましたが、袴には「袴板」と言う固い板が腰側に付いていました。刀を使って命のやりとりをする侍たちが、なぜあの様な体の動きを拘束してしまうものを身につけていたのでしょうか?これでは腰が自由に動かせません。

実は、侍達はこの袴板で腰椎の下部を固定する事により筋肉の力を使わずに体軸真っ直ぐに保ち、正確素早く刀を振る事が出来たのです。居合をする方は分かると思いますが、袴を付けると姿勢が真っ直ぐ美しくなり、動きも軽くなります。

 

また、常に命の危険に晒されていた武士達は、突発的な危機にも冷静に対応する必要がありました。でなければ自分の命が無くなるからです。「常に冷静でいる」という事を肉体的・エネルギー的に言えば、背筋が真っ直ぐ伸びて上体は脱力し、エネルギーは下に落ちて下腹(ハラ)が充実した状態です。この状態を「上虚下実(じょうきょかじつ)」と言い、日本の身体文化の大きな特徴となっています。

 

へそ下3cm位、体の真ん中辺りは「丹田(下丹田)」と呼ばれ昔から武術や芸事の世界で重視されて来ました。下腹に呼吸を入れる事で丹田を開発する事ができ、また骨盤を立てる事によりハラに入る様になります。呼吸して確認してみて下さい。

丹田を充実させると自然に上体の力が抜け、動きも安定し楽になります。体感的にはまるでホバークラフトに乗ったみたいに、力を使わずスーッと楽に動ける様になり、動き自体も美しくなります。

精神的には目の前に起きている事を冷静に見られる様になり、自分に起きている事をまるでTVモニターを見ているディレクターの様に客観視する事ができる様になります。また、この状態で目を瞑って静かに座っていると、自然にエネルギーがハラに充填されていきます(後述する頭部への意識と合わせると効果は倍増します)。車で例えれば、いつでもどこでも無料のガソリンスタンドが現れる様なもので、丹田を開発すると地球自体がガソリンスタンドになります(例えが下手)。「武士は喰わねど高楊枝」が出来たのはこの丹田エネルギーのお陰かも知れません。

 

 

1.3 上体をリラックスさせる

腰を決めたら、そのまま上体の力を抜いていきます。

背骨を中心に、腰回り〜胸〜首〜頭と左右数cmクルクル回転させながら力をどんどん抜いてリラックスしていきます。クルクルしながら背骨の存在を意識しましょう。たまにコキコキ言ったり背骨の関節がほぐれて気持ち良くなってくれば良。そのまま「気持ちいい〜」と感じながらリラックスしていきます。

手首足首をクルクルさせてリラックスするのは良くやりますが、背骨をクルクルさせてリラックスさせるとその何十倍もの気持ち良さがあります。背骨は身体全体の芯だからです。人の体にアプローチする際には、背骨に対する働きかけが最も深いものになります。背骨には脊髄という神経の中枢部分があり、人体のツボも背骨付近に集中して存在します。人体の弱点も集中しているため、空手の達人は正中線(背骨に沿った体の中心線)しか狙わないと言います。

背骨をクルクルさせる途中で、両肩を上にぎゅーっと上げて一気にドスンと落とす動きも入れてみましょう。これはゆる体操の中の「ギュードサ体操」と言われるもので、肩の力が一気に抜けて気持ち良くなると共に垂直な重力線も意識しやすくなります。コツは肩を高ーく上げて「ドサ」の時に一気に全部の力を抜くことです。椅子や床が揺れる位になれば良。肩こりもスッキリしますよ。

 

 

1.3 背筋を立てる

リラックス出来ましたか?瞑想がどうも苦手という方はこのリラックスだけで終わっても十分体に良い効果があると思います。でもこれから説明する「背筋を立てる」ということをやってみると、その効果がさらに倍増して気持ち良くなりますので試してみて下さい。

 

さて、普通の考えだと、リラックスして体がふにゃふにゃになったら背筋は立てられませんよね。でも実はふにゃふにゃになっているからこそ、本当の背筋が立てられる様になります。どういう事かというと、力を入れれば背筋が多少曲がっていても姿勢の維持は出来ますが、ふにゃふにゃだと本当にシビアに重心位置を調整しなければ姿勢が維持できず倒れてしまうからです。赤ちゃんが初めて立った場面を想像してみて下さい。ふらふらしながら、本当にシビアにバランスが取れた時に初めて立つ事が出来ます。

 

瞑想は微細な世界です。日常生活において通常は意識されないとても微かな事が重要になってきます。物に例えて言えば、日常生活では10cmずれても問題にならない場面でも、瞑想の世界では1mmのずれでも大違いとなります。それをまず体で感じてみて下さい。今まで意識しなかった1cmの中に、とても豊かでバラエティに富んだ世界が広がっていますよ。

 

具体的なやり方を説明します。

1.3.1上体の力を抜けるだけ抜いて、背骨だけを意識します。

1.3.2 上体をゆっくり左右に数cm揺らします。