1Fから6km


「フクシマの中心で、何を叫ぶ? 」

 

1F(福島第一原発)から約6km、福島県双葉郡双葉町某所。ここに築約200年の古民家があります。

私の友人、FGさん所有の約500坪建屋数4棟(母屋・養蚕小屋・蔵・作業場)、畑付きの物件です。 


これから、この古民家を再生しますFGさんから、プロジェクトリーダーという立場を頂きました。

 

現状は、母屋の畳を撤去し、腐食した床板を剥がして床下が見える状態。大量に出た廃棄物は全て東電の作業員さん達が持って行ってくれました。 


現状を整理してみます。

●2020年3月4日にこの地域の避難指示が解除され、立ち入り自由に。それまでは事前申し込み、防護服、ガイガーカウンター、トランシーバー携帯等必要だった。

●2020年3月7日、新設常磐双葉ICが開通。

●2020年3月14日、JR常磐線全線運転再開。新設双葉駅も機能し始める。

●2020年12月現在、双葉町の人口は0

●2020年12月現在、古民家周辺にある店舗はガソリンスタンド1件、双葉町産業交流センター及び原子力災害伝承館


スーパー・食堂・ホームセンター等は周辺市町にあり車で約15分圏内。

宿泊施設は近くにある「福島いこいの村なみえ」等数件。

双葉町役場は現地にはなく、いわき市等に移転中

 古民家の前を行き交う車の殆どはダンプかトラックで、たまに通る乗用車も建設・土木関係者がほとんど。まさに復興の真っ最中、という感じです。

  

オーナーのFGさんは、「ファームゴッホ」というハンドルネームでアメブロ等で執筆なされている方で、私の近所に住むちょっと年上の友人です。

大手フェリー会社を退職なされた後、農業を始められ、JAにハウス野菜等を卸される他、趣味の段々畑「ファームゴッホ」で色々と楽しい事を行っている方です。美術品にも造詣が深く蒐集家で「なんでも鑑定団」に出演された事もあり、また「にゃんとも親バカ会」の東北支部長も務められる無類の猫好きでもあります。

数か月前、偶然喫茶店でお会いしたのをきっかけに、お互いの畑を訪ね合ったりコレクションを見せて頂いたりして親しくさせて頂いてます。

 

FGさんがこの古民家を手に入れたのは、2011年(平成23年)3月11日

そう、なんとあの 3.11の当日 です!

私も最初信じられませんでしたが、この登記簿を見せられては疑う余地もありません。

 

震災の日に手に入れた、1Fから6kmの古民家。

 

これが何を暗示しているのか?

このプロジェクトに託された意味とは?

 

それは、おいおい明らかになっていくでしょう。

つづく