· 

茶道入門 1

やっぱり、結局は「人」でした。

 

地元の鹽竈(しおがま)神社で毎年行われる「観桜(かんおう)茶会」に、夫婦で10年以上前から顔を出していました。

そこで、一際輝いている人がいたんです。

 

最初は、「何だか良く分からない流派だけど、まあ試しに行ってみよう」という感じで、玉川遠州流の茶席に参加してみました。

次は、「先生の感じも良いし、お菓子も美味しいから、また行こう」となり、3回目からは、「もう、ここは外せないね」となりました。

 

一番惹かれたのは、ここの先生が、どの流派の先生よりも「楽しそう」だった事です。

楽しそうに客を迎えられ、

楽しそうに当流について説明され、

楽しそうに正客とお話しなさり、

茶席後は楽しそうに皆さんと歓談なさっていました。

 

フリーのお客様が多い為、固い説明に終始したり、会話もぎごちなくなりがちな大寄せ茶会の中で、先生の席の大らかさは際立っていました。

 

私もヨメも、すっかりこの先生のファンになり、毎年お会いするのを楽しみにしておりました。

先生の方でも覚えていて下さり、茶席を訪れた私達を温かく迎えて頂きました。

 

2年程前、前々からヨメがお茶を習いたがっていたので、「せっかく習うのならあの先生の流派がいい」と思い、ネットで調べた番号にかけてみると、いつもの先生がお出になりました。

先生は私達の名前はご存知無かったのですが、塩釜と聞いてすぐ我々が誰か分かったそうです(何でもお点前を観る我々の目が印象に残っていたのだとか)。

ヨメは体調が不安定で、決まった曜日には通えない旨をお伝えしましたが、先生は快く入門を認めてくれ、「茶道をやっていればそんなの治っちゃいますよ!」とまで仰って頂きました。(そして、驚く事に、ご縁の巡り合わせで本当に治りかけています)

以前、通っていた別の習い事を欠席が重なって辞めざるを得なくなった経験があるヨメも、「この先生なら安心して習える!」と確信した様です。

 

それから1年が過ぎ、ヨメの生活は全く変わり、「(名古屋から)塩釜に来て、始めて『生きてる〜!』って感じがする!」という位、茶道及び先生に、今まで手に入り難かった沢山のものを貰えた様でした。

 

私もヨメの話を聞いて先生と玉川遠州流に興味が湧き、庭園を貸し切って行われる大掛かりな茶会の裏方のお手伝いをする事になりました。

 

そこで、私の生来の「イベント準備大好き魂」が止まらなくなってしまいました。

 

つづく