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サケとつまみの微積分

さて、サケ呑み諸君。

このお題で合わせるサケは?

 

 

 

「ローストビーフと新じゃが。

メインは肉だから、コレでしょ?」

「赤ワインね。ベタやなぁ。」

「カマンベールとブルーチーズもあるから、合うに決まってるじゃん。」

「そう思うのが畜生の浅ましさ! 牛蒡の醤油漬けはどうなる?」

「誰が畜生やねん。」

 

 

「正解は、コレ!」

「この季節に熱燗?」

「そう、浦霞の栄冠。今日は朝から霧で肌寒い日だから、熱燗がピッタリです。」

「誰に向かって解説してんの?」

「この栄冠は宮城県限定発売のお値打ち万能酒で、これしか買わない地元民も結構いますね。お求めは〇〇市場で!」

「いや、そこにカメラ無いから。それにローストビーフと新じゃがに日本酒は合わないでしょ?」

「そこを合わせるのがサケ呑みの腕の見せ所! このわさび醤油と塩辛を見よ!」

「ふーん。勝手にやれば? 私は赤ワインにするわ。」

「さらに燗酒にする事によって、つまみと酒の一体感が増して調和が取れる様になります。」

「いや、誰も聞いてないから。」

 

 

「新じゃが、ねっとりして味が濃くて美味しいね。」

「うん、塩辛無しでも酒と合うな。」

「牛蒡と赤ワインは合わないね。」

「熱燗は全部に合うでー。」

「でも私はグレイビーソースの方が好き。」

 

 

「・・・何で今日も昼呑みしてるんだっけ?」

「今日は霧が深いし、頂き物のローストビーフの賞味期限もやばいし、冷蔵庫の在庫も減らして行かないと・・・」

「こういう言い訳はいくらでも出てくるね。」

「今日は、サケとつまみのコーディネートという奥深い世界をご紹介致しました。皆様も是非お試し下さい!」

「だからそこにカメラは無いって。」